フォークソング・クロニクル

うたと文化の一万年史

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第3回 1960年、哀しみの60年安保!短刀持った山口二矢と新聞配った高田渡

アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい 夜が明ける 日がのぼる 朝の光りのその中で 冷たくなったわたしを見つけて あの人は 涙を流してくれるでしょうか 「アカシアの雨がやむとき」詞:水木かおる 曲:藤原秀行 唄:西田佐知子 マメ科ネムノキ亜…

第2回 1957年、東京だョおっ母さん!高田渡8歳、東京へ!

やさしかった兄さんが 田舎の話をききたいと 桜の下でさぞかし待つだろ おっ母さん あれが あれが九段坂 逢ったら泣くでしょ 兄さんが 「東京だョおっ母さん」詞:野村俊夫 曲:船村徹 唄:島倉千代子 「左翼こそ靖国へ行け」と、平岡正明は云った。「昭和ジ…

第1回 1949年、サッチモ・ひばり・カンカン娘!高田渡うまれる!

マレビト。折口信夫が提示した、時空を超えて別次元の世界から訪れる霊的存在。 あるいは遊行者。定住できない社会的理由が夢の観念のもとに逆転していく。どこから現れたのか、いったい何者なのか、知る必要はない。フォークシンガー高田渡は、自らの存在が…